統一地方選前半戦を終えてー県議選を姫路市に見る

統一地方選挙前半戦を終えて、私がいま考えてることをご披露します。私の住む姫路市という人口53万人の地域に限ってのフォーカスですが、それはそれで全体に通じる教訓とでもいうべきものが見えてくるのではないかと思います。今回の姫路地域では、定数8に対して、公明2、自民3、立憲民主1、共産1、無所属3の11人が立候補。何れ劣らぬ強者揃いで、誰が落ちてもおかしくないと見られる激戦区でした。落選する3人は誰か、興味津々でした。公明は2人のうちどちらかが票を取り過ぎると、片方が憂き目を見ることは必至でした。終わって見れば、私が予想した通りの3人でした。公明勝利に胸をなでおろす一方、予想を書いておけば良かった、とクイズを言い当てたのに口に出さなかった人のように、悔しい思いさえしています▼なぜその3人が落選したのでしょうか。3人に共通しているのは、日頃の活動が市全域にわたっては見えなかったことが挙げられます。次点の維新現の候補者は、この4年間、街頭演説など殆ど私は目にすることがありませんでした。露出度が少ない分、恐らくダメだと見ていました。次の無所属新は、市議一期からの転進でしたが、知られていたのは彼が住んでる地域のみ。市内全域では全く知られていず、やはり無理だと見ていました。3人目の立憲新は、候補に決まったのが2ヶ月足らず前。しかも落下傘候補。これではいくら中央で野党第一党の党に所属しているといっても、難しいのが常識。案の定でした▼さて、後出しジャンケンの解説見たいで、気がひけますが、これからの選挙を占うために、当選者8人を見比べると、いくつかの強さの秘密が浮かび上がります。まず言えるのは二世候補の強さです。自民党現の3人はいずれも親父さんが、元県議であり、元衆議院議員(彼は爺さんも)でした。本人たちは、その秘書だったり、会社の後継者や普通の会社員だったりと色々。政治家としての力量は殆ど見るべきものがなかったのですが、一期4年ですっかり、親の地盤、鞄、看板を引き継いでしまいました▼公明を除くあとの3人は、元自民党だった無所属元と、旧民主の無所属現と、共産現。3人共、二世組とはひと味もふた味も違う個性が際立っています。根強い個人的人気に支えられたものと思われます。このうち、無所属元は前回市長選挙に出て落選しただけに、現市長と戦った功労賞的意味合いの同情票が集まったと思います。旧民主現は、かつて兄貴分だった民主党代議士がさっさと自民党に鞍替えしてしまったので、離婚した親の片方に残った弟のように、哀れに見られた向きがあります。節操のない兄貴分も、さすがに見捨てられないと思ったのでしょう、せっせと弟の面倒を見たとの評価が専らです。共産現はやはり、宮本百合子『播州平野』を生み出した土地柄もあって、一議席を死守するぐらいの力はあります▼公明党の現と新の二人は、知名度の低さが最後までまとわりつきましたが、見事に当選しました。これはなぜでしょう。組織力云々はこの際別にして、私の見るところ、二人が議席を受け継いだ先輩の遺産が大きかったと思われます。公明現の方の先輩は、街頭演説で声が潰れるほどの数をこなし、市民相談も圧倒的に多かった伝説的人物でした。残念ながら脳出血で倒れてしまいました。先輩のこのイメージがダブって、後輩は苦労もしましたが、その分かえって助けられたとも言えます。もう一人の公明新は、政治的にはズブの素人でした。やはり先輩が個性豊かで、演説の特異さが目立っていました。特に婦人層に大変人気があった人でしたが、体調が不調なこともあって、今回退きました。その先輩のイメージと支えがあって、やはり苦労はしたものの、後輩にも受け継がれるに違いないと、期待された向きがあります。こう見ると、今回は無事当選できたものの、次回はよほど頑張らねば、危ないことは違いありません。これから4年の精進が待たれるところです。(2019-4-9)

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