「人口減」跳ね返し市川町に活力漲らせる

日頃の人間関係がいかに大事かが今更ながらわかりました。四日に告示された兵庫県神崎郡市川町の町議会議員選挙の支援に行った時のことです。姫路市内で会社を経営する友人から、市川町内に住む関係先を4軒ほど紹介して貰いました。そうすると、4軒すべての方から「いつも社長にはお世話になっています。わかりました。応援します」「社長は最近会わないけど、元気されていますか。よろしくお伝えください。選挙は応援しますから」などとうれしい返事が返ってきたのです。その友人とは、左官業関係の資材を扱うF商事の社長です。若い時に会社を興しました。バブル時には200人ほどの関係者を集めて北陸の温泉旅館で盛大に慰安旅行をしたりするなど羽振りが良かったものです。今はそれほどではありませんが、東北の大震災の復興に貢献したい、と彼は単身仙台に移り住み、新たな会社を立ち上げて二年ほどの間も頑張るなど、花も実もある頼もしい男です。日頃から、公明党にも理解を深めてくれており、二つ返事でいつも公明党支援に尽力してくれます。丁寧に深い人間関係を作っているとみえて、初めてお会いする私にも彼が紹介してくれる相手はいつもさわやかな応対をしてくれます▼市川町は、あの増田寛也さんの『地方消滅』という本の中で、「全国市区町村別の将来推計人口」が大幅に減る地域として挙げられています。2040年には、若年女性が、2010年の1313人から594人に減り、総人口が13288人から7809人に、54.7%減るというのです。なんとか町おこしをして、活発な町にしたいとの希望を地域住民は皆持っているはず。私も、いま商工会関係者から相談を受けています。まだ公表するには至っていませんが、旧国鉄と町との関係に依拠して何か新たなことができないかとの内容です。ぜひともお役に立ちたいと思っています▼この町は、かの有名な脚本家・橋本忍さんの出身地です。既に彼の業績を讃える記念館もあるのですが、私が目を付けるべきだと思うのは、彼が元国鉄マンだったということです。私の従兄でやはり国鉄マンだった故北後征雄(新幹線内のトンネル工事設計の専門家。コンクリートの研究で博士号を取得)は、橋本さんが自分と同じ中央鉄道学園(国鉄の幹部養成学校)の出身であることを生涯の誇りの一つにしていました。彼は生前に私に対して橋本忍さんの著作を読むようにと、勧めてくれたものです。脚本家という仕事は地味ですが、この人は池田大作先生の書かれた『小説人間革命』の映画化にあたって脚本を書いた人として、とても知られています。「橋本忍氏→旧国鉄」の線で市川町を一躍元気の出る町にするべく頑張りたいというのが私の新たな夢の一つになってきました▼七日の夜には同町の谷という地域で開かれた「中岡てるあき」候補の個人演説会に行ってきました。今回の候補者13人の中で最も若い57歳の中岡氏は、35年間町役場の中で仕事をしてきただけあって、町政に熟知しており、町内有権者の期待度も高いものがあります。私はそうしたことを踏まえて、中岡氏を当選させ,彼を先頭にしてこの町に力強い息吹きをみなぎらせる闘いに取り組もうと訴えました。開会前に彼の小中学校時代の友人で文化農場を経営する小野康裕氏とお会いしました。雑談の中で彼がナチュラリスト(あるいはプラントハンターとも言われる)の荻巣樹徳氏を良く知っていることがわかりました。荻巣さんは私が尊敬する友人です。驚くべき奇遇です。思わず彼に握手を求めてしまうほど感激しました。小野さんは友人代表として,心温まる応援演説をしてくれました。私はこの新たな出会いに確かなる手ごたえを感じつつ、幸せ感いっぱいで会場の谷公民館を後にすることができたのです。(2015・8・8)

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