友遠方より来り、神戸を満喫する

北海道から友が夫婦連れでやってきた。奥さんは大阪より西には行ったことがない、と。私にとって育ち故郷の神戸か、生まれ故郷の姫路にか、どっちに案内するか。随分悩んだ末に、神戸にした。姫路はお城が未だ修理中だからやはり敬遠せざるを得ない。あの大震災から19年が経った神戸を観光客として一日回った感想を▲まず、海からの六甲と明石大橋をランチを食べながらのクルーズ。僅か1時間半という船旅は短かいとの欠点はあるものの、ムードは満点。港までのハーバーランド歩きは大いに賑わっていて頼もしい。駅前を高速道路が分断している致命的な欠陥はあるものの、それを跳ね返す元気が出来たのかも▲六甲山に行くには少し時間がなく、修法ヶ原コースへ。ここへは中学校の頃以来だから、私には実に50数年ぶり。桜が見ごろの日曜日というのに人影は見えず、辛うじて10人ほどの若い女性がハイキングに来ていただけ。帰りはかつて幾度か来たことのある展望台に。そこのレストランも昨年末に閉店。今はイタリアンの店に変貌。総じて厳しい世間の風を感じる▲次いで、北野坂へ。通り一遍に今まではやり過ごしてきただけだったが、初めてゆっくりと歩く。その味わい深さに感動。一軒づつの洋館を覗きながら、急な坂や階段を上り下りしつつ、風見鶏の館を上から見下ろす高台に。下の広場で綱渡りの大道芸を見る。かなりのきわどい芸の披露に感激。友人が経営する洋邸の結婚式場を見学した後に、老舗のジャズ・レストランへ。生まれて初めての神戸体験の人は勿論のこと、こっちも大いに楽しめた。友は遠方から来るに限るのかも。(2014.4.10)

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