本を読むよりも異業種との語り合いを、との提案

新年明けましておめでとうございます。正月三が日が過ぎようとしています。箱根駅伝をテレビで観たり、年賀状の返事を書いているうちに、です。それにしても青山学院大は強かったですね。そして創価大学も。常連の中に新規参入してきた大学として、二年ぶり二回目で12位というのは見事という他ない。シード校入りは来年のためにとっておこうということでしょう。私にとって印象に残るのは、創価大の主将が追い抜くときにポンと背を叩いた場面です。余裕があるというか。古い世代としては、いささか驚きでした▼箱根駅伝を観るとき、いつも思うのは、関西にも大学駅伝があればいいなあ、ということです。大阪をスタートして六甲山・有馬温泉まで走るというコースは考えられないのかどうか。関係者の皆さんに考えてほしいものです。今に実現していないのですから、やはり高さやら距離的に問題があるのだろうなあ、と思うのですが。ともあれ、世はランニングブームです。尤も、私は姫路城周辺ジョギングがやっとということになってしまいました。つい3年ほど前は塩田温泉まで15キロほどを走ったものですが▼この三日の新聞各紙を全部読んでみて(実際は二日分)、あまり読み応えがあるものはなかったというのが結論ですが、それでも光ったものは僅かながらありました。特に三日付けの産経新聞の正論『年頭にあたり』の外山滋比古さんの「若い世代に求めたい新しい知性」は面白かったです。外山さんのいう「本を読むより、違ったことをしている仲間たちと語り合う方がどれくらいためになるか。今の個人主義者、孤立派には分かっていないようだが、ひとりで考えることには限界がある。ほかの人と雑談をすると、ひとりでは思いつかないようなことが飛び出してくる」っていうのは、同感です▼知的会話のクラブをつくることを提案されているが、面白いと思いますね。私など戦後世代の先頭の人間ですが、どうしても古い先輩世代の物まねばかりをしてきた傾向が否めない。最近は異業種交流会と称して毎月の集いを開催しているものの、ワインに没入しがち。今年はひとつとことん語り合う機会にと思ったりもします。それにしても外山さんは若いですね。考えることが。(2017・1・3)

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