【30】念願の香港への旅が実現ー平成28年(2016年)❻/6-15

●夫婦で2度目の北海道旅行へ

参議院選の激闘を終えて、この夏は家族旅行に精を出しました。8月2日から二泊三日の妻との北海道旅行。そして直後の8日から一泊二日の孫たちとの丹後半島への旅です。実は北海道には、結婚40周年を記念してのそれなりに豪華な旅をしていました。今からだと9年前になる2012年のことでした。札幌から、小樽、積丹半島を経て函館へ、レンタカーでの車旅でした。それから4年経った今度は、団体バス旅行。札幌から富良野を経て、上川町層雲峡や小樽からニセコなどを巡るものでした。これはこれで下手な運転をせずとも済み、楽しい旅でした。

この時最も印象に残ったのはバスガイドの旨さ。本当に耳をそばだて、目を剥き、聞き惚れる内容でした。自分が「観光」に関心を持つ立場になったこともあり、地域の歴史から地理的事情は勿論、微に入り細にわたって熟知した知識、情報を比歴してくれる振る舞いには感動しました。そこで、バス会社に電話を入れて、褒めました。私の惚れ込みぶりが分かっていただけるはず。尤も、電話口に出た相手は「当社では皆同様のレベルですから」と、さりげない。そんなものかと、二重に驚いたしだい。いらい、改めてバスガイド業に注目しています。

●シンガポールから香港へ 

また、8月22日から3泊4日でシンガポールから香港への旅に出かけました。この旅は仕事半分、観光半分です。「瀬戸内海島めぐり協会」の仲間と一緒に、現役勇退後初めての海外への旅となりました。シンガポールは過去に一度、市川雄一元公明党書記長と共に、経済評論家の大前研一さんらと一緒に行った(マレーシアを経て豪州への旅)ことがありますが、香港は初めて。本当は中国に戻される前の20世紀末までに、訪れたかったのですが、やっとです。ようやく念願叶い、感無量でした。香港は神戸と夜景の凄さでしばしば比較されますが、段違い。比べるべくもなく香港の方が優っている、というのが偽らざる実感でした。

シンガポールは、時の駐在大使が篠田研次さん。元外務省ロシア課長当時から懇意だった友人です。再会が楽しみでした。公邸で昔話を交わす一方、同地と淡路島の類似性などについて話が深まり、日本のインバウンドでの交流の深化を誓い合いました。また、香港では兵庫県たつの市新宮町出身で、「和僑」(日本人で香港永住を決めた存在)のひとりであるHさんに会いました。彼は香港の魅力に取り憑かれ、根を深く下ろしたビジネスマンです。その時の彼のセリフ「中国人との商談は気をつけねば。全く日本とは商習慣が違うので簡単にトラブルになります」が忘れられません。風雲急を告げる香港。今、どうしていることやら。

●〝義理の兄貴・日笠〟夫婦と高松へ

半月後の9月10日には、坑道ラドン浴「富栖の里」が主催する講演会が姫路商工会議所で開かれ、大変な盛況ぶりでした。この分野の先達・大阪大の中村仁信名誉教授を講師に招き、弟子筋に当たる公明党の熊野参議院議員も参加してくれました。思わぬ師弟ツーショットとなり、場内は更に盛り上がりました。この時、私の恩人である先輩衆議院議員・新井彬之さんとばったりお会いしたのには驚きました。がんを患っておられ、ホルミシス治療に関心を持たれていたようです。

一転、同月13日には、大学時代からの先輩・日笠 勝之元代議士(元郵政相)から声をかけていただき、高松への旅を両夫婦で実行しました。岡山と兵庫からの合流で一泊二日の短いひとときでしたが、本当に心和む〝義兄弟旅〟になりました。昭和40年春に慶大日吉キャンパスで出会って、信仰の道の絆を誓い合って50年余り。陰に陽に可愛がってくれ、激励してくれた心和む先輩であり、まるで血を分けた兄貴以上のような存在です。

議員を引退する直前に一緒に東京女子医大の糖尿病センターを視察しました。それがご縁で、後に糖尿病由来の脳梗塞を発症した際に、同センターの佐藤麻子先生にお世話になりました。今に至るまで長い病いの相手をしていただいています。一方、日笠さんも引退直後に倒れました。幸い大事には至らず、病後10年を経て元気いっぱい。今では〝同病相励ます仲〟の2人です。(2021-6-15)

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