(19)大腸の中に憩いの部屋ありー「生老病」の旅路の果てに❺

●大腸憩室炎に悩まされた日々

小とくれば大。小便にまつわるお話の次は、大便です。最近は子どもの世界もうんこブームとか。また、命にまつわる重病に罹った人が、オシッコを飲み一命をとりとめたとか。世の中も変わってきました。うんこやらオシッコが意味は違えども、人間存在を左右する話題になってくるのですから。

ところで、歳をとってくると、大便がきちっと出ることがどんなに嬉しくありがたいことかに気づきます。実は私はこの大便にも随分と悩まされてきました。厳密に言えば、過去形ではなく、今もコントロールできているとはいえ、いつ爆発するかわかりません。その原因は大腸憩室炎です。憩うことが好きなあまり、腸の中にまで憩室が出来るとは、などと冗談を言ってる場合ではないのですが。

この病名を聞いても何のことか分からない人は幸せです。大腸の管の中に小さな袋状のものがいくつも出来て(これは遺伝的なもので生まれつきそういう体質なのだと思われます)、そこに食べたものが溜まっていく。やがてそれが溜まりすぎて破裂してしまうと、大変なことになるというのです。憩室そのものの破裂はまだしも、憩室の増加で大腸の管が破裂するようなことになると、生命に影響が出てくるものとなってしまいます。

●大腸憩室炎で緊急入院

かつて、大便が出そうなんだが、なかなか出ず、20-30分悪戦苦闘しているうちに、汗がガンガン出てきて身体中が震えてくるという症状に悩まされました。そのうち、ひょんなことから出て、ほっとするものの、そこに至るまでが大騒ぎになるとの症状でした。一年のうちに3-4度そういう事態に直面することがあったのですが、ことなきを得ていました。それが今から7-8年ほど前に、凄まじい腹痛で、もう耐えられずに病院に駆け込みました。近くの病院の医師では、あまり分からず、「なんだが便が相当溜まってるみたい」などと言われるだけ。結局、済生会中央病院に緊急入院しました。病名は大腸憩室炎です。

その時は、点滴治療で約二週間ほどの入院で無事退院できました。しかし、その後の状況から見ますと、私の大腸は極めて不都合をきたしているものと見られます。と言いますのは、大腸がんの検査をしようと、病院で検査をしてもらうと、検査用のファイバーが私の場合、痛くて大腸内を通らないのです。とうとう担当医は挿入を諦めてしまいました。恐らく以前に大腸憩室炎を患った際に生じた癒着が昂じて、極度に大腸内部が変形をきたしているものとみられます。

今では、神戸方面で名医と言われるA医師に診てもらって、検査もして貰うのですが、その先生でさえ、もしものことがあると困ると言われ、私の大腸を検査をすることは避けられます。結局は、ファイバーを使わず、簡易な方法で検査も済ませている状況です。大腸は第二の脳ともいわれ、生命の帰趨を決める大事な内臓です。それがこんな状態ではまったく困ったものです。(2020-6-10)

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