二世、三世や偽物議員候補に断じて敗けるな

地方統一選挙が告示されました。都道府県議会、政令指定都市議会などの選挙が19日の投票日目指していよいよ動き出したわけです。よく選挙期間中の戦いを「舌戦」といいますが、私はあまり好きではありません。いかにも舌先だけでいいくるめる戦いのように思われるからです。候補者の人間性、政策立案能力、公約実行力などすべてが問われる大事な闘いの期間がこの10日間です。支援する側は候補者の売りどころをしっかり踏まえて友人知人に訴えて行きたいものです▼兵庫県議会ほど今回の選挙でその存在意義が問われるところはないと思われます。3年間に345回もの豊岡方面への出張をしたなどといって虚偽の報告をして、政務活動費を不正に使った議員が存在したのです。その事件から始まって30人を超える議員たちの好ましからざる使い方が明らかになり、総計2500万円もの政務活動費が県に返還されました。あきれ果てた正に天をも恐れぬ不正行為の修羅場になっていたのが兵庫県議会です。私が住む姫路市選出の議員の中にも二人ほど多額の不明朗な使い方をしたものがいて、そのうちのひとりはテレビ局の取材に逃げ惑う姿が映し出されて、一般有権者の不興を買いました▼私も50年もの長き時間、選挙に携わってきましたが、今回ほど有権者を馬鹿にした議員が出た後の選挙というのは珍しいと思います。ところが、では新たな人材、新風を期待できる候補者が名乗りを上げたかというと、相も変らぬ二世、三世議員が跋扈している状態です。そのうえ、衆議院選挙に出て落ちたり、首長選挙に落選したものが回ってきたりと、要するに政治家としての志を疑うような、単なる就職先としての県議会や市議会と考えているとしか思えない輩が多いことはまことにゆゆしき事態だといえましょう▼告示の日、私は公明党県本部顧問として「あまの文夫」候補の事務所開きに、応援弁士として10分ほど話させていただきました。彼はフレッシュな庶民の代表に相応しい政治家です。腐りきった兵庫県議会を正す役目こそ新人のあまの候補の使命だと強調したのです。➀大誠実のひと(この人ほどその言葉が相応しい人はいません)。➁教育の専門家(27年間の小学校教員経験)。➂大きな絵の描けるひと(美術教師らしい、構想力の卓抜さを持つ)という3つの特質を訴えていこうと呼びかけました。前任の大野ゆきおさんは一昨年末に気の毒にも脳出血で半身不随になってしまいました。必死のリハビリで順調に回復していますが、道半ばで倒れた彼のためにも後継のあまの候補を通したい、いい加減な二世、三世の議員や偽(にせ)議員に敗けるようなことが会っては断じてならないと力説しました。(2015・4・3)

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