ポートフォリオワーカーの楽しさを実感する日々

異なった業種の人たちが集まっての意見交換はなかなか楽しいものです。月に一回のペースで友人と始めたこの催しはすでに50回を超えました。引退したあとの私を友人が心配してくれて、交流の場を提供してくれたことがきっかけです。毎回10人ほどの仲間の集いは様々な〝化学反応〟を伴い、友人の友人は皆友人とばかりに輪は大きく広がってきています。私は自身の「掟」として、一度呼んだ人は二回目からは声をかけないことにしています。でないと、同じ人と何度も会うことになってしまい、面白さが欠けてしまうからです■例えば、この8日にやった6月の例会では、一年前に大阪で出会ったH産業の幹部に声をかけました。彼は、以前務めていた会社の同僚の女性を誘ってきてくれました。彼女は画家であり、デザイナーでもある多彩な才能を持った魅力な人でした。また、もう一人は兵庫県の中堅職員。彼は私が付き合った某中央官庁の幹部官僚の息子。親父さんと話していて、その存在を知ることになって、声をかけたしだい。なかなかガッツのある青年でした。一方、友人も自分の友達を呼んでくれます。今回は、建設会社の幹部や、老健施設の経営者。またNPO法人で斬新な活動を展開する女性といった具合。この人たちは新たに私の友人になるわけです■こんな感じで毎月3〜4人の新たな友を呼び、この場で新たに2人、3人と友人関係を結びます。ワインを飲みながらわいわいガヤガヤは実に楽しいものです。参加した友たちは、こんな楽しい会とは知らなかったと異口同音に言います。この背景は、なんといっても場所に恵まれていること。友人の持つマンションの事務所風の大きな部屋だという点です。これが普通のお店だったら、時間とお金を気にしないといけないが、全くお構い無しとは有り難い限りです。尤も、食べ物は自前で、持ち込み。それを皆でシェアするのです。通常は揚げ物やパン類が多いが、たまにはアッと驚く珍しいものにも出くわします■こういう出会いの場を持ちながらの第三の人生は味わい深いものです。今話題の『100年時代の人生戦略』にいう、3ステージ型の仕事人生と私自身が決別しつつあることを実感します。3ステージ型とは、「教育→仕事→引退」というもので、今までの日本社会の通常パターンです。これからの〝人生100年時代〝という「LIFE SHIFT」の時代には、それとは違った生き方が求められています。例えば、エクスプローラー(探検者)、インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)、ポートフォリオ・ワーカー(異業種同時並行従業者)などといった多彩なステージを経験することでしょうか。私は今7つほどの異業種の団体、企業と関わりながら顧問や理事をしています。これって、まさに、ポートフォリオ・ワーカーでしょう。そして同時に様々な異業種の人と交流しながら、仕事への感覚を磨いているわけで、実に楽しいことです。(2018-6-10)

 

 

 

 

 

 

 

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