「安定」にも限度あり、との自覚ー兵庫での新春年賀会から

毎年恒例の公明党兵庫県本部の新春年賀会が11日の夜に兵庫・新神戸のホテルで開かれました。例年にも増して大勢の皆さんで場内は溢れんばかり。公明党の地方統一選候補者(70人)や、参議院選の候補者(高橋みつお氏ら)が紹介され、意気天を衝く勢いでした。首長や自民党の関係者の姿もいっぱい。今年に懸ける人たちの息吹きの総和で、一種独特のあつい雰囲気を醸し出していました▼その中で注目されたのは山口那津男党代表の挨拶。「しっかりと自公で議席を確保して、安定した政治を継続させる」と強調するとともに、「公明党が政権の安定に果たす役割は重要」だと力説しました。新年早々のNHK総合テレビ『日曜討論』でも、同様の訴えをしていたことを思い出します。キーワードは「安定」。仮に、公明党が政権から離脱したり、あるいはそこまでいかずとも、事あるごとに横やりを入れるような姿勢であったら、たちどころに政権は「不安定」になることは目に見えています。「安全、安心」と並んで「安定」は、今の政治に不可欠の指標なのです▼ただ、一方で、世間一般に、今の安倍自民党政治への「不安、不満、不信」が鬱積していることも事実です。昨年の国会で野党からの攻撃の的になった森友、加計学園と首相との不可解な関係は未だ曖昧なまま。そして、広がる一方の経済格差も庶民の生活基盤を脅かしています。過去の同政権に比べれば、相対的にましではあるものの、そこはかとない影が漂うのも否定できません。自民党内に〝安倍一強〟を牽制する動きが全く見えない中で、ブレーキ役としての公明党への期待が高いことを強く感じます▼山口代表も勿論、そのあたりは重々意識していて、「憲法改正」に向けての総理周辺の先走りを戒めつつ、〝幅広い合意〟作りをしばしば強調しています。また、消費税上げへの軽減税率の導入の持つ意味やプレミアム商品券の効果を繰り返しています。野党勢力がリアルな政策立案を示さない現状では、公明党が政権内にあって改革を着実に実行しながら、時に自民党を厳しくチェックする役割は極めて重要なのです。「安定」を呼号するあまり、庶民とかけ離れてしまう安倍自民党を無批判に許してはなりません。言い換えれば、「安定」にも〝超えてはならない一線〟、つまり限度があり、その自覚が大事ということでしょうか。安倍首相には公明党の〝寸止め〟を意識してもらいたいものです。(2019-1-13)

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