高校生パワーが炸裂ー第7回全国高等学校観高サミットに参加して

高校生ってなんて眩しい存在かを思いっきり感じさせられた二日間でしたー全国から7つの高校の生徒たちが集まって徳島市の四国大学で第7回全国高等学校観高サミットが開かれ(13-14日)、これに私も初めて参加してきました。テーマは「地域観光の未来を拓く高校生の取り組み」。北海道ニセコ高校、石川県立金沢商業高校、宮城県松島高校など7高校の生徒たちがそれぞれ数人で、15分以内のプレゼンテーションを競い合うもので日頃の研鑽を発揮する見事な内容でした。最優秀賞を獲得した金沢商業高校のものは、「訪日外国人観光客向け企画旅行の作成」。同校は株式会社王座金商を運営、株式会社日本ツアーシステムと旅行代理業契約を結んで、毎年生徒が考案した金沢周遊バスツアーを代理販売しているといいます。今年度は、ツアーのターゲットを外国人に設定して企画を作成。シンガポールの専門学校・テマセクポリテクニック校を訪問して、外国人が好む観光の嗜好についての調査も行ったとのことでした▼私は一般社団法人「瀬戸内海島めぐり協会」の専務理事として、内外の観光客の淡路島、瀬戸内海各島への誘致や、観光人材育成の仕組み作りに取り組んでいます。そういう中で、徳島商業高校の鈴鹿剛教諭と知り合いました。この人は現在48歳ですが、これまで約8年ほどの期間、同高生徒に対する観光教育を手がける一方、学内会社「COMCOM」を作って、高校生に実際に観光に動く場を提供してきました。今ではNPO法人雪花菜(おから)工房を設立、教え子を理事長に据え、地域起こしに貢献するなど多彩な活動を展開しています。現在はカンボジアとの交流を高校生と共に勤しんでいるというから驚きです。特に私が関心を持ってきたのは、全国の実業高校の教師たちとネットワークを組んで、今回のような高校生の観光のための集いを開いたり、教師たちの学びの場を設けていることなどについてです▼明年の東京オリンピックを前に、観光庁も観光人材の育成に力を注いでいますが、なかなか即戦力の育成に結びついていないのが現状です。そこで、この鈴鹿先生たちの既存のネットワークを活用することがその目的に大いに役立つものと着眼しました。これまで観光庁当局に幾たびか直接的に要請の場を設けたり、公明党を通じて政策提案も試みたりしてきました。未だそうした努力が実を結び、仕組み作りが実現するには至っていませんが、今回ようやく観光庁が加藤審議官を派遣してくれました。大いなる前進が期待されています▼二日間にわたる大会をつぶさに見た結果を同審議官も講評の中で、高校生たちが実地に学んだ「観光」を通じて、それぞれの郷土に誇りを持つとともに、世界に発信する力が培われることに、大きな期待を寄せていました。学校教育の現場で、観光を学ぶ機会など古い世代では皆無でした。だが、この大会に参加した高校生たちはその成果を着実に生かし、それぞれの全人的成長に役立てるに違いないことを確信します。北は北海道、南は大分県の高校生たちが「観光」の発信をした後、相互の交流をする姿(入り乱れてそれぞれ7人の話し相手を探し、対話を試みるゲーム)を見ながら、若いパワーの秘められた力を実感しました。こうした草の根的な観光教育の現状をさらに拡充させ、現実に役立てるために私のような者も闘う必要があります。観光日本の前進にもっともっと貢献していきたいと、新たな決意が漲ってきました。(2019-12-16)

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