GWの前半29日の東京での「昭和百年式典」に参加するついでに、前日28日からあれこれと動いた。安保政策研究会の定例会にでたあと、衆院法制局に出向く一方、新聞社勤務だった大学の後輩及び高校同期の笑医塾塾長、そして朝日新聞政治部長にも会って懇談した。この3人いずれも女性。筋金入りのキャリアウーマンとの会話は楽しく有意義だった。一泊2日の旅から帰ったあと、5月2日は丹波から但馬へと、公明党のOB議員の激励に走った。と共に中2日間は、東京・有楽町での親友の制作した映画『ラドンの奇跡』公演会に友を誘う戦いも電話やメールで尽力し抜いた。
⚫︎安保政策研での厳しいやりとり
安保政策研究会リポートには毎号欠かさず寄稿しているのですが、東京での会合には中々出られず、何らかのイベントがある時に抱き合わせるのがやっとです。この日は新党「中道」の大惨敗の後、初めての参加だったもので、集中砲火とでもいうような質問を浴びてしまいました。出席者は12人(写真=半数の仲間と)。僕の報告の後に、浅野勝人理事長や、元NHK解説委員の城本勝、元日本テレビ政治部長の菱山郁朗、元OECD特命全権大使の登誠一郎さんらから、衆院選挙の敗因、これからの展望などで次々と意見がだされました。
僕は、公明党として精一杯戦ったものの結果として実らなかったのは立憲民主党との共戦に齟齬があったとして、若干の分析を披瀝しました。特に「立憲」という政党の組織力が脆弱だとの印象を持つに至った理由を指摘したのです。ですが、それには同意と共に、公明党への注文も色々と出され、「中道」の前途多難さを思い知らされました。
その後、衆院法制局に足を運び旧知の橘幸信特別参与に面会し、国会における最新憲法論議の推移を聴きました。その中で高市首相が来年憲法改正国民投票を発議したい意向を示していることについて質したところ、実現可能性は200%なしとする一方、そもそも首相が「発議」の意味さえ分かっていないと思うと述べられたことが印象的でした。帰り際に、同氏が『自治実務セミナー』に寄稿した「GWに読みたい この一冊」という一文のコピーを頂きました。なんとその中に、高嶋哲夫氏の近作『チェーンディザスターズ』が紹介されると共に、僕の本も挙げてあったのです。
⚫︎活躍中のキャリアウーマンとの語らい
今回の上京では、新しく朝日新聞政治部長になった倉重奈苗さんの就任祝いをしました。かつて公明党番記者だった彼女は大学の後輩でご縁も重なり親しく付き合ってきました。今回は共通の仲間である同社の先輩元政治部長も交え談論風発の楽しい語らいでした。女性政治部長は同社では初めて。初の女性首相に切り込む彼女の鋭い切先に僕としては期待するところ大です。我が人脈の中から〝秘蔵の天才〟にも会わせたいとの意向も仄めかしておきました。
また高校同期の高柳和江・笑医塾塾長は幾度も小欄で紹介してきました(写真)が、今回は一計を案じて親友のO君との出会いを企みました。彼女は各地での講演で「塾生募集」を心掛けています。一方O君はリタイア後のキャリア拡大にあれこれと取り組み中。マッチングすれば〝新たな師弟関係〟誕生も、と算段したのです。当方は仲人などお節介役にかけては人後に落ちないということで東京駅構内の名店で合流。結果は実に笑いに満ちた楽しい語らいになりました。
⚫︎OB議員仲間を訪ねて但馬路をひた走る
30、1日の2日間は、前述した東京での映画公演会への参加者を募る戦いの仕上げに奔走。20人ほどに声をかけてきましたが土壇場で4人ほど足らず、友人知人に思いを巡らせた結果、辛うじてゲット出来たのです。日本初の「坑道ラドン浴・富栖の里」で病に悩む人々に寄り添う友のお手伝いを出来ることは嬉しい限り。密かに祝杯をあげました。
2日は朝8時半に西明石を出て篠山口へ。公明党議員OBの仲間たちに会うために出かけました。丹波と和田山でそれぞれ元市議のお二人と合流。香美町、新温泉町とめぐりました。この30年ほど幾たびか訪れてきた但馬路ですが、新緑の季節はまた格別。お昼に立ち寄ったラーメン冨貴(写真 左端は女将)はこれまた最高のお味でした。
2年ほど前に突然心臓病に襲われ、まさに九死に一生を得た友との語らいは格別の喜びに溢れました。長年のストレス故でしょうが、頂いた生命の有り難さに話す方も聴く側も〝感激の涙〟でした。また、日本の政治の混迷に強い懸念を抱き、経済格差拡大を憂え続ける友とは新党「中道」への困難さや期待が交錯する議論でした。兵庫のOB議員の仲間の中で山間地域の変貌に具体的手立てを求め動く男は希少な存在だけに、改めて共戦を誓いあったものです。
そこから鳥取との県境近くで石材業を営む友の店舗を訪れ、近況とりわけ「墓じまい」についての昨今のあり様を聞きました。気掛かりだった疑問に専門家の答えを聞けて有難いひとときでした。彼は連れ合いと死別して今ひとり暮らし。仕事机の上に日蓮大聖人の御書を置き、時に応じて開く。確信漲る佇まいに強い共感を抱きました。
もうひとり闘病中の丹波の友の処に寄りたかったのですが、迫り来る夕闇の前に断念せざるを得ず諦めました。断りを入れる電話に「お気遣い有難うございます」との元気な声。こちらがかえって励まされました。(2026-5-5)