秋祭りも、介護も、観光も、全ては人材

姫路の祭りといえば灘の喧嘩祭り。屋台をぶつけ合う場面はなかなかの迫力です。そこまではとても及びませんが、私の住む地域でもささやかながら屋台巡行と称して、太鼓を叩く子供を乗せて町内を隈なく練り歩き、小高い丘の上にある神社にお参りしたあと、近くの公園で屋台の練り合わせをします。全部で6自治会あるものの、諸般の事情で4自治会の屋台が参加します。ここで問題になるのが7-800キロはあろうかという屋台を担ぐ人材です。少なくとも40人は結集しないと、一人当たり相当の負担増になってしまいます。御多分にもれず近年なかなか若者が集まりません。今年(10月7日)は残念ながら例年よりも5人ほど少なく、大変でした。おまけに接触するときに少々のトラブルが発生、後味の悪さは否めませんでした。原因の一つはやはり担ぎ手の人数の問題だったと思われます■祭りの翌々日の9日は大阪・池田市にある有料老人ホーム『スーパープレミアムコート・池田』に行ってきました。ここには私の60年来の親友・志村勝之が妻を亡くしたあと、お世話になっています。コンシェルジュ付きのホテルのような佇まいで、住み心地は最高とのことです。この日は会長の山本梁介氏とお会いして種々懇談することが出来ました。以前にこの欄で紹介したように、心配りの行き届いた老人介護施設作りは傑出しています。この日は、その秘訣のようなものを聞き出すことが出来ました。おもてなしの精神を発揮して、お一人おひとりと家族にもまさる人間関係を作っていく従業員の人材育成の大変さに思いをいたした次第です。山本会長はつい先日の日経新聞夕刊(4日付け)で、とことんサーチ「お金の使い方  定説を検証」欄に登場していました。「大阪人って、ケチ?倹約?」との問題提起に、「大阪人は『生き金』になると判断した時は惜しみなく大金を使う」と述べていたのが強く印象に残っています。早速私は、淡路島に観光人材育成のための「サテライト構想」を有していることを伝え、お金の支援を訴えました■この構想は元をただせば、船会社の顧問をしていたところに、船を使ってインバウンド客を淡路島から、近畿、中・四国へと広げるビジネスをやろうということになったのが発端です。核となるのは「瀬戸内海島めぐり協会」という一般社団法人。国内の観光客や外国人を瀬戸内海に浮かぶ島々に運び、船上で、また島の木陰で日本の文化や歴史を学ぶって楽しいのでは、というのが当初の想いでした。いくらそんなことを思い描いても天から客は降ってきてはくれません。営業努力をしなければ如何ともしがたく、これまで観光に行くのは好きでも、自分の仕事にするなど考えたこともなかった人間にできるはずは無いのです。そんな折に、勝瀬典雄という地域起こしの達人とも言える人と偶然に出会いました。この人、県立広島大や県立兵庫大で院生や社会人を教えながら、全国各地で地域住民の自立支援の仕組み作りに取り組んでいるのです。淡路島への観光受け入れにまつわるあらゆることの指南を受けているところです。このほど国から地方創生交付金をいただき、台湾やシンガポールからのインバウンド客を迎え入れる仕組みを作ることになりました。近い将来には観光人材の育成そのものを目指すサテライトを作り、この地域の本格的DMOへと発展させたいと念じています。10日には彼を迎えて具体的戦略を練った次第です■一方、この仕事を通じて、今一人のプロフェショナルと知り合いました。西山しほりさんという女性です。現在、新神戸駅の前に立つANAクラウンプラザホテルの二階で株式会社plug078というユニークな会社を立ち上げています。万事シェア化の時代に先端を行く貸事務所、貸会議室の仕事をしながら、若者を中心に様々な人々の起業の応援をしているのです。今は、世界に発信するFrom Awajiの観光戦略サイトを作って貰うべく構想を練っている段階ですが、まずは手始めに簡略化したものながら、観光客との相互交流を通じて構築可能になるサイト作りにお手伝いいただいています。11日は西山さんの友人・白井デザイナーを交えてあれこれと情報戦略をめぐる意見交換を展開しました。どれもこれも当たり前のことですが、人が大事、人材が全てだということを強く実感しました。(2018-10-13)

 

 

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