魔の10キロ走が今では陶酔状態に

私自身の文字通りの転倒による右膝の痛みもお陰様でほぼ消えた。全治二週間だった。このところ早朝に姫路城周辺二周、すなわち5キロを走っている。往きと帰りは歩いたり走ったりで、都合7キロのコースである▽これまでに、私はランニングにまつわる三度の痛い思い出がある。最初は、高校時代。明石公園10キロマラソン。死ぬかと思うほど苦しかった。二回目。大学時代。合気道部に入ったものの、毎日10キロほど走らされるばかり。直ぐに音を上げ、憧れの袴など穿くことなく敢え無く退部。大きな悔いに▽最後は極め付け。新聞記者になってすぐに、机を持ち上げたところ、激痛が走り、ぎっくり腰に。以来38年間腰痛に悩まされ続けた。この間に信濃町の絵画館前の一周約1.3キロのコースを8周、つまり10キロに幾度か挑戦するも、いわゆる寝腰(朝、起きたときに疼痛)に襲われ、途中でいつも断念▽ようやく60歳を過ぎて、カイロプラクティックの効果があって、見事に腰痛は解消。”60の足習い”が実現することになった。先年、夏の暑いときに、一か月300キロも走ったことがある。もはや完全なランナーズ・ハイ状態。時に20キロも走る。かつての魔の10キロが今では陶酔の10キロになっている。              (2014.3.5)

 

 

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