【79】不屈の「共戦の友」たち━━年に一度の議員OBの集いから/3-20

 兵庫県下の公明党の議員OBたちが年に一度集まる機会がある。私がその会の代表世話人を務めており、例年は年初に開くのだが今年は衆院選があったので3月14日になった。党中央から太田昭宏代表を招き、県本部に82人の共戦の友たちが参加した。この会での模様の一部を今回はお伝えしたい。(写真は終了後に会員とやりとりする太田代表と私)

⚫︎闘病中、回復後など様々な姿

 最も高齢のメンバーで90歳過ぎ。若い人で60歳代後半。現役時代の任期は短い人で1期4年、長い人で8期32年の人と幅が広い。引退後も人それぞれだが、年金生活といっても悠々自適とはいかず、様々なアルバイトで苦労している人も少なくない。それよりも高齢になると、身体に不都合をきたして病院に入ったり、老人保護施設にお世話になる人なども増えてくるし、連れ合いを亡くしてしまう人も多い。そのような仲間たち相互に励まし合う組織である。今回の集いでは県下10のエリアごとに特徴的なひとを選んで冒頭に紹介した。

 まず、洲本市のOさん。このところ体調がかなり思わしくなく、主治医から厳しい診た手を受けているが、先般の洲本市議選では後輩2人の勝利を目指して渾身の闘いを展開された。その結果は女性候補がダントツの当選、もう1人の壮年候補も厳しい条件のなか見事に当選を果たすことが出来た。この日の会合は参加が危ぶまれたが、何としても皆に会いたいと、きてくれた。洲本から高速バスに乗って三宮に到着し、休みながら歩いて会場へ。私は国際会館南の途中まで出迎えたが、会った時には思わずハグして、あたりの目も構わず抱きしめた。長時間座るのは疲れるので懸念されたが、最後まで真剣な顔つきで参加して頂いたのは心底から嬉しかった。

 西宮のYさんは、3年半前の統一選の直前に、脳の障害を一時的にきたし倒れてしまい意識不明状態になったと聞く。急遽、夫人が身代わりで立候補して当選された.。その後本人は奇跡的に回復した。後遺症もない。今は元気になって妻を逆に支えておられるとのこと。見事に復活された姿に万雷の拍手でみんな喜んだ。他にも加古川市のNさんは去年自転車運転中に転倒して背中や腰を強打された。だが無事に回復されその後米寿の祝いを迎えられた。

⚫︎地域での貢献の活動あれこれ

 尼崎市のM、T、Mさんらのトリオは皆さん市選管委員長の要職を2年づつ合計6年にわたってこなされた。20数年前に市議会で思わぬ不幸な出来事があり、それに巻き込まれたメンバーたちだが、苦難を乗り越えて大事な仕事をし終えた喜びを味わっておられた。私も当時の苦労をそれなりに知るものとして、とても嬉しかった。但馬方面からは去年現役を卒業してOBになったばかりの豊岡市のA、新温泉町のT、香美町のNさんら3人が遠路遥々参加していただいた。また、大阪の和泉市から兵庫・川西市に転入してこられたNさんも初めての参加。ご挨拶を頂いたが、「常勝の絆」のバトンを和泉から川西に頂いたような気がしてならなかった。

 更に、神戸市長田区のFさんは、このたび地域安全街づくり知事賞を受賞された。県議会議員を終えられた後、自治会長として数千世帯が住む広大な区域をまとめられ、地域報まで定期的に発行されている。受賞の喜びを語られる姿に改めて労苦がしのばれた。また、今回後輩のHさんと総支部世話人を交代された姫路市のNさん(今回は欠席)は、3万人の老人会の会長を長年にわたって続けられている。奥さんを十数年前に亡くされており、1人暮らしを続けながら地域発展のために粉骨砕身頑張っておられる姿には本当に頭が下がる。今回OB会の顧問になって頂き、少し楽をしていただこうと思ったが、ご本人は、Hさんをしっかり支えて共戦すると「ライン」を通じて誓って下さっている。

 こういう仲間の様子を短い時間だったが私から紹介させて貰った。大いに皆さんに喜んで頂いたのは嬉しかった。

⚫︎議員をしながら自治会長をも

 一方、高砂市のSさんと、西宮市のUさんから活動報告をして頂いた。Sさんは、なんと23年にわたって自治会長をしておられる。議員時代に初めて引き受け、終わってから今もなお引き続いてされている。私は議員を辞めてから5年ほど姫路で自治会長(副会長、顧問含め)をやったが、とてもやりがいがある仕事だと分かった。また、Sさんは、後継の市議に小学校の校長先生を辞めた人を得た。この後輩議員に対して、自身が取り組んできた地域の約千人の住民一軒一軒に挨拶周りをするように伝授したというが、言われた方は毎回の定例会ごとに通信報を作成してそれを持って一軒ずつ配布しているとのこと。凄いことと驚き、心底感心したしだいである。

 また、Uさんは、既に亡くなっている先輩市議Tさんの未亡人と共に、過去3回の国会議員選挙の支援の闘いを展開された経緯を語ってくれた。ひとりで回るよりも、一緒に回ることで、今は亡き先輩と共通の懐かしい友人に会えたことをとても喜んでおられた。未亡人の方も亡夫の友人に会えて、久闊を叙することができ一石二鳥だと言っておられた。そんな微笑ましい闘いぶりに、参加者も大いに感じ入ったに違いない。(2026-3-20)

 

 

 

 

 

 

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