《19》終了間際の国会と周辺を疾駆する/12-23

 12月20日から二泊三日の日程で国会周辺に行ってきました。最大の目的は、斉藤鉄夫国交相に栃木県の小型無人飛行機(ドローン)振興協会のメンバーを会わせ、要望すること。ついでに「安保政策研究会」の12月例会と、「姫人会」(首都圏在住の姫路出身の仲間たちの会)の年末懇親会に顔を出し、多くの知的刺激を受けてきました。さらに、出版したばかりの私の政治評論集『77年の興亡ー価値観の対立を追って』を全公明党衆参両院議員の国会事務所に配り歩きました。加えて、お世話になった方々への年末ご挨拶にも走り、あれこれ意見交換をしてきました。新型コロナ禍二年目のケジメをつけて、気分はスッキリしています◆栃木県のドローン振興協会になぜ私が関わるのか?この団体のアドバイザーの勝瀬典雄氏(地域産業活性化支援プロジェクトマネージャー)からの要請で橋渡し役を引き受けたものです。引退後、この人を通じて、全国の地域おこしに幾つか関わってきましたが、これもその一環です。ドローンを地域活性化に向けて活用する上で種々の課題がありますが、そのお役に立てればとの思いで、旧知の斉藤大臣との面談に臨みました(22日午後)。公明党からの国交相は彼で、6人目。束の間の交流に万感の思いを込めました◆二つの懇親会のうち、21日夜の「姫人会」は私以外に6人が参加。姫路西高、純心学院の姫路を代表する高校の出身者が3人づつ。前線を退いた人ばかりですが、官民両方の分野で大いに力を発揮してきた人たちだけに、後輩たちの仕事ぶりに懸念を表明する発言が相次ぎました。一方、「安保研」の方は、浅野勝人理事長(元NHK解説委員、内閣官房副長官)始め、元外務、防衛官僚やら産業界の名士と、中国人の若い研究者も含め14人が参加される盛況でした。この日は先の衆議院選挙の結果躍進した「維新」のこれから、中国の動向などを巡ってあれこれ議論を交わしました。私は出版したばかりの著作についてその意図を述べるとともに、「維新」には憲法改革への先駆役を果たせさせるべき、との持論を述べました◆衆議院32人、参議院28人の公明党所属の国会議員60事務所を回って、私の著作を配り歩く作業は、疲れましたが、楽しいものでした。後輩議員たちへ中道主義・公明党の原点を忘れるなとの趣旨の論考集ですが、果たして私のメッセージがどう理解して貰えるか、興味深いものがあります。私が逆の立場なら真っ先に辛口の論評を書くところですが。事務所で手渡しできたのは、幸か不幸か一人を除き全て秘書さんたち。時間の制約あり、「読みようによっては面白いよ」「年末年始に読んで、と議員に言っといて」と伝えるのがやっと。疾風のように、二日間3時間かけて議員会館を走り抜けました。さて、どんな波紋を呼ぶか。(2021-12-23)

2 Comments

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2 Responses to 《19》終了間際の国会と周辺を疾駆する/12-23

  1. もぐたん

    赤松さんのブログをいつも楽しみにしています。
    今の公明党、連立与党という立場故の制限やしがらみもあるとは分かっていても、釈然としないこともしばしば。
    政治の理想と現実の狭間での赤松さんの論はとても勉強になります。
    「波紋」を期待しています。

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