【127】「くまもりカフェIn宍粟」で見聞したこと考えたこと/10-23

昨22日は朝から兵庫県の西の端・宍粟市に行きました。日本熊森協会が全国で展開している「くまもりカフェ」に参加するのが目的でした。同協会が発足して27年。スタート直後にひょんなことから関わってきたわたしとしては、今や議員引退後の最もやりがいのあるボランティア活動の一つになっています。熊を守ることの大事さを訴え続けているこの団体は、日本最大(会員数約2万人)の実践環境保護団体。昨今、熊と人間の遭遇が不幸な出来事になるケースが頻発しており、一段と正しいクマへの理解が求められています。この日も周辺各地から20数人が参加され、極めて有意義なひとときとなりました◆私は2人の友人を誘いました。1人は南隣の安富町に住む高校同期の親友Y君の奥さん。定年後に首都圏から夫の生まれ故郷に共に帰ってきて20年近くなろうかという人ですが、地域の種々の活動に積極的に参加しています。この日も集いの中身をあまり説明もせずに誘ったのですが、「関心を持ってきた環境保護にとても刺激になる話をいっぱい聞けて最高だった」と感想を述べていました。今1人は、北隣の佐用町に住む元公明党佐用町議のI氏。かつて私が熊森協会の活動について話すと、「人間と熊とどっちが大事なんや。我々の田畑を荒らす熊は許せない」と、くってかかってきた人です。せっかく熊森の室谷会長や、水見研究員が説明してくれるいい機会だからと呼んだのです。残念ながら、他の用事で到着が会の終了間際になってしまったのですが、雰囲気は伝わり次回の参加を約束してくれました◆この日の挨拶で、私はウクライナ戦争やパレスチナ・ガザ地区での悲劇など戦乱絶えない世界の現況に触れた後、熊と人間の衝突が話題になるだけの日本がいかに幸福かについて言及しました。国家と国家の間や、一つの国家の中での「分断」が一段と鮮明になる中で、自然を人間が収奪し、大型野生動物を殺戮することは次元が違ったもう一つの「分断」であり、共存することの重要さを強調したものです。この会合には、県立長崎大の名誉教授や、地域を流れる揖保川の水質保全に取り組む人々から、小学生に至るまでの老若男女が集まり、和気藹々と意見交換する素晴らしい機会でした。終了後はMさんが営む丹波の枝豆栽培地に赴き、数人の参加者と共に枝黒豆を引っこ抜く実体験をして、収穫物を頂いて帰りました◆姫路までlさんの運転で車で送って貰い、車中あれこれと政治談義を繰り広げました。姫路駅南での食事後、西明石に帰り着くと、テレビで、この日投開票があったばかりの衆院長崎4区と参議院徳島・高知選挙区の補選結果が報じられていました。自民党候補(公明推薦)と野党系候補の一騎打ちで注目された両選挙でしたが、結果は1勝1敗の相討ち。尤も、元々自民党の議席だったところですから、自民党にとって痛手となったことは否めません。岸田首相は益々窮地に立たされ、当初思い描いていた2勝して一気に衆院解散総選挙に持ち込むとの戦略は破綻したかに見えます。かねて私は、今は落ち着いて日本の政治課題を議論するときで、選挙はすべきでないと主張してきました。新聞メディアなど世の中の風潮も選挙ムードを煽らず、腰落ち着けた議論に耳傾ける秋にしていってほしいものです。(2023-10-23)

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