【128】奥山保全トラスト地ツアーで焼岳のふもと・奥飛騨へ/10-30

 公益財団法人・奥山保全トラストの主催による毎年恒例のトラスト地ツアーが28-29日の両日あり、参加して来ました。今年で9回目になるツアーの目的地は、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷にある焼岳の麓。第一日目は少し雨模様で肌寒い天候でしたが、2日目は見事な秋晴れで最高の登山日和。昨年の石川県にある白山トラスト地ツアーに続き、素晴らしい紅葉を堪能できました。参加者はスタッフや地元支部メンバーも入れて大阪、兵庫などを中心に約20人。これには私も友人を2人誘いましたが、共に喜んでくれました。なかでも初参加の60年来の大学の級友は、これまでの人生経験の中で10本の指に入るほど実り多い体験だったと絶賛してくれたのには疲れも吹っ飛びました◆それというのも、今回の原生林ツアーの行程は起伏も激しく狭い山道を片道1時間余りかけて登ったのちに同じ道を降りてくるもので、とてもきつかったからです。特に下山の際には、不覚にも幾たびか転んでしまいました。幸いなことに崖っぷちの道ではなかったので、事なきを得ましたが、2度ほどは大怪我をするのではとの危機意識が瞬時頭をよぎったほどでした。一度は右足首が道に埋め込まれていた金属製の標識に絡まり、前方にドーンと倒れてしまいました。もう一度はずるっと滑った時に、左足首が捻れてしまったのです。顔面や手足を強打せず、捻挫もしなかったのは不思議なほどでした◆登山に際しては、事務局の2人の青年が丁寧にブナやナラの木にまつわる説明をしてくれ、生い茂る草花の葉に関する知識などを披歴してくれたのですが、正直こちらはそれを聞き取る余裕がなかったというのが現実でした。寄る年波に抗しきれないというのか、いささか反省することが多いツアーでした。尤も、高山市の飛騨産業の岡田贊三会長(熊森協会初代岐阜支部長)が特別参加してくれ、節つき家具を考案し大成功するに至った苦労談義を聞かせてくれたことは大収穫でした。この人と私は10年近く前に共通の友人を介して一度出会っており、旧交を温められたのはとても嬉しいことでした。また、宿泊先のペンションでは、この地ならではの露天風呂を味わい、美味しい地元料理に舌鼓を打つことが出来ました。これまでは日帰りだっただけに、温泉付きのツアーはまさに〝忙中交あり〟で、絶好の友人作りの機会でした◆この公益財団法人については、発足時から私は関わり、内閣府や総務省への働きかけにもそれなりの尽力をしてきたので、愛着があります。現時点で、全国に22ヶ所2535ヘクタールにも及ぶトラスト地を擁するにまで至っています。森林の荒廃が懸念される状況の中にあって、微力とはいえ、森林保護に汗を流す活動を支援出来ることは喜びです。岐阜羽島駅までの帰りのバス車中でのあいさつで、ロシアとウクライナの戦争や、イスラエルとパレスチナのハマスとの争いが危惧されている今日に、熊が人間を襲うことが話題になる日本はある意味で幸せだと述べる一方、熊と森林の保護に尽力出来ることに誇りを持とうと呼びかけました。(2023-10-31 一部修正)

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