【4】垂水中学校校長を表敬訪問したあと同期会に出席/5-30

 

 5月もはや下旬となってしまいました。このところの僕の動きを振り返ってみます。写真録にアップしているように、AKRの年次総会(22日))に出て中小企業の仲間たちと懇談したり、京都先端科学大学(KUAS)を訪問(23日)して前田正史学長と意見交換をしたあと、工学部構内を中心に山本名美教授の案内で見学しました。さらにHaccp会議に出るため大阪に行った(27日)のちに、古くからの友人と四つ橋で昼食を共にしながら、参院選の支持依頼に汗を流しました。この間に、上梓したばかりの拙著『ふれあう読書━━私の縁した百人一冊』下巻を幅広い友人たち約100人に送るための宛名や手紙書き作業に没頭したしだいです。以下、一点集中的に昨日の行動に絞って紹介してみます。

⚫︎卒業65周年を記念する中学校の同期会に出席

卒業65年を記念する中学校同期の仲間たち

 昨29日は僕の卒業した神戸市立垂水中学校の同期会が10年ぶりにあって行ってきました。1958年(昭和33年)入学、1961年(同36年)卒業の仲間たちですから、遥か昔からのご縁です。全部で36人が集まりました。ことし80歳傘寿を迎えるのですが、集まった連中は元気いっぱいでした。東は東京、千葉より、西は熊本から駆けつけた仲間がいて、大いに昔話に花を咲かせたものです。

 当然のことながら親の介護から、連れ合いの病気看護などに至るまで高齢の人間が抱える苦労経験談で溢れかえりました。そのうち奈良先端科学大の名誉教授(工学博士)の木戸出正継君が「南極に旅をした」という話は誠にユニークでした。また、海運会社の代表取締役を務めるかたわら知的障害を持つ人たちのNPO法人のトップを続ける河辺真宏君から、常日頃の行政とのやりとりで溜まった不満鬱憤の一端を聞かせられました。彼の要望に応えられるかどうかは定かではないものの、必ず厚生労働省の関係機構の部署に繋げることを約束したしだいです。

⚫︎母校を訪問して校長から「部活の変革」を聴く

垂水中の山崎校長先生との記念の写真

 実は、この日僕は午前中に母校を訪れて山崎一雄校長を表敬訪問しました。せっかくの中学同期会に集まるのだから、母校を事前に訪れて校長と意見交換をしておこうと思ったしだいです。JR垂水駅から懐かしい道のりを約20分歩いて小高い丘の上の垂水中学校に到着すると、すっかり汗ばんでいました。

 同校長は神戸市の中学校における部活動の一大転機について縷々説明をしてくれました。学校現場での「部活」が教師の日常にとっていかに大きな負担を強いてきたか。この問題はつとに話題に上がりますが、「コベカツ」(KOBE KATSU)の名で呼ばれる神戸市の新たな取り組みに、大いなる期待が寄せられているとのこと。日本の中でも注目される特異なこの試みを簡潔に聞き及んだことは大いなる収穫でした。「日本の教育現場の変革」について考え続けている僕にとって、とてもいい機会になったしだいです。

 この機会に、僕は上梓したばかりの拙著『ふれあう読書━━私の縁した百人一冊』下巻と、上巻を合わせて母校図書館に寄贈をさせて貰いました。併せて、「安保研リポート58号」を手渡しました。ここには福澤諭吉の「文明教育論」における「発育」についての僕の寄稿文が掲載されています。校長先生が読んでくれたら嬉しい限り。校門まで送ってくれた校長との再会を誓い、別れました。(2025-5-30)

 

 

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