九仞の功を一簣にかく後輩の失態に思うこと

コロナ禍の只中にあって、自民党と公明党の中堅幹部二人がそれぞれ銀座の高級クラブに深夜まで入り浸っていたことが26日に発覚しました。由々しきこととだと、厳しいご批判をいただいています。遠山清彦さんがその場所を訪れたのは22日金曜の夜といいます。衆議院予算委員会で質問に立つ(25日お昼前後)ので、テレビを見て欲しいと、彼から連絡が私のところに入ったのは22日早朝。察するに、質問の準備も終えて気分も爽やかに、その場所に誘われて行ったのでしょう。翌日、翌々日は土日ですから、小選挙区回りをしたはず。3現職が一議席を争う大激戦が予想される選挙区だけに応援する側もされる側も必死の戦いの最中です▲この失態について、山口代表が党の会合で厳しく本人を叱責したと報告し、国民の皆さんに深いお詫びの挨拶をされました。新聞報道で見る限り、自民党の議員の派閥の領袖である麻生太郎財務相のお詫びの挨拶より遥かに気合の入ったものでした。麻生氏は「関係者にご迷惑をおかけした。深くお詫び申し上げる」(毎日新聞29日付5面)と述べたとありますが、この場合の関係者とは誰を指すのか。また、その人たちへの迷惑に対してだけお詫びするのか、と思ってしまいます。この手の失態のケースで、一般的に、迷惑をかけたことに申し訳ないとお詫びするというパターンには違和感を持ちます。特定の関係者を意識しているのであって、それ以外の人には詫びていないように聞こえるからです。こういう時は「恥ずべきことをしてしまった」「恥ずかしい」と言って欲しいものです▲さて、遠山さんは、こういう場所にいつも行ってるのだろうかとの疑問が起きます。〝コロナ禍の厳戒令〟にあってこういうところに行くということは、恐らく普段からも行っているに違いないと思わざるをえません。ここで、銀座の高級クラブがダメで、場末の居酒屋だったらよかったのに、などというつもりはないのですが、公明党の議員も変わったなあと思うのです。先年、私の元の職場の仲間で参議院議員だった後輩がやはりこうした高級クラブに出入りした挙句、口にすることさえ憚れる恥ずべき行為をしたことが発覚して、議員辞職をしたことを思い出してしまいます。遠山さんについてはおよそそんなことはないと確信していますが、ついこれまでの行動に思いを馳せてしまうのです▲私は彼のことを強く推奨してきました。卓越した英語力を始め、課題の分析、調整力、そしてプレゼン力、何をとっても一級です。沖縄の離島に訪れた時に、彼を深く強く慕う人々に随所で出会いました。本当に熱い思いで地域の隅々まで繋がりを持ってることに驚きました。欠点は唯一、自己宣伝力が強すぎることかもしれません。現職時代に私は直接口うるさく注意してきました。本人もうるさく思っていたに違いありません。自信過剰なところが鼻につかぬと言えば嘘になるでしょう。25日の予算委員会でも、随所に言わずもがなの「ありがとうございます。いい答弁をいただきました」と述べていました。自分でそう言わずとも、評価してくれる人に任せればいいのに、と思ったものです。与党質問の典型だと危機意識を感じて、この欄の前号に書きました。あえて名前は伏せましたが。今度のことは、九仞の功を一簣にかく側面がありますが、いい薬にして這い上がって欲しいものです。公明党を支援してくれる無辜の民の思いを裏切ってしまいました。これを取り返す圧倒的な闘いに期待しています。(2021-1-29)

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