「熊森協会」の総会に出席、市議選支援にもー三度目の緊急事態宣言前後/4-28

●緊急事態宣言前夜に異業種交流会へ

三度目の緊急事態宣言を前に、友人と共に共催する異業種交流会をやりました。23日の金曜日のことです。場所はいつも通りの友人の事務所。緊急事態宣言前夜とあって、参加者も極度に制限して、共催者の二人の他に3人だけです。このほど研究社からマーケティングの本を出版した某私大I准教授と、国際関係論で著名な国立大のH教授。この二人は大学の同窓。私の共通の友人。Iさんは慶應大学院も出ているので、広い意味では私の後輩でもあります。ささやかな出版祝いでした。この日は、もう一人約20年の英国生活から帰国した汽船会社の若手幹部も参加。国際通の集まりで、自ずと話題は英国文化論に集中。楽しい会話で時の経つのも忘れるほどでした。

●2年ぶりの熊森協会総会に出席

翌24日は、日本熊森協会の定期総会。去年はコロナ禍の第一次緊急事態の只中で、中止の憂き目を食らったものでした。今回は辛うじて中止は免れましたが、人数は大幅に制限して、リモート参加との併用になりました。顧問を代表して挨拶に立った私は、かつてイデオロギー華やかなりし頃に青年期を過ごした者の観点から、「人間主義の起源」のようなことについて語ってみました。「イデオロギー偏重から人間中心の政治へ」との流れは、勢い余って、現在は人間以外の生きとし生けるものものへの配慮を欠いてしまっていることを述べたのです。つまり、人間偏重の政治の弊害が満ち溢れている現状を憂えたのです。

これは私の持論ですが、先日読んだ本の中での山口公明党代表の発言がきっかけにもなりました。すなわち、同代表はこう述べています。「公明党は結党当初から、すべてのイデオロギーを超越した平和を追求してきました。人間の生命だけが一番尊いわけでもありませんし、人間以外の動物や地球環境を犠牲にし続けることは許されません。そういう生命観が根底にあるから、公明党は結党以来ずっと「平和」「福祉」「環境」 を重視してきたのです」と。「人間以外の動物を犠牲にし続けることは許されない」とは、まさに我が意を得た思いだったのです。よほどこのくだりを読み上げてみようかと思ったのですが、いささか「我田引水」が過ぎるかも、と避けてしまいました。

●宍粟市議選の応援で懐かしい地に

ついで25日は、兵庫県の西北部の宍粟市に。市議選告示日とあって、二人の公明党候補者の「事務所開き」に向かいました。姫路に住む旧友の車に便乗していったのです。午前中は一宮町へ。伊和神社の裏にある自宅兼事務所は超懐かしいところでした。30年前ほどによく通った家だったのです。当時町議会議員だった人の長男が候補として出馬しました。若かったお互いの昔を思い肩を叩き合ったものです。そこでは、懐かしい面々との出会いが次々とありました。初当選前の約5年、当選後の20年合わせて四分の一世紀というもの、お世話になった人たちが集まっていたのですから。

終了後は波賀町へ。原リンゴ園を訪れ、近況を聞く中で陳情を受けました。コロナ禍での窮状を訴えられたのですが、善処を約束して後ろ髪引かれる思いで、別れました。お昼も取らずに、午後は、山崎町へ。もう一人の候補者のところに。終了後は、町内の知人宅を4軒ほど回ったのです。留守宅が多かったのですが、S元町長とは久闊を叙する出会いが出来ました。更に、安富町にも足を伸ばしました。ここは山崎町に住む著名な木材建築業者の仕事場。同町に住む親友の奥方も共通の友人とあって来てくれていたのは感激でした。短い時間だったのですが、旧交を温めることができました。

●あっけない、拍子抜けの幕切れ

25日にはコロナ禍による緊急事態宣言が出たとあって、選挙戦もそれを意識して握手も出来ず、グータッチ。マスク越しの久しぶりの出会いで、相手の顔がしかと分からず、ついつい外して喋りがちになってしまいました。何はともあれ、朝家を出たのが7時半。夕方姫路市内に戻ったのが5時。10時間ほどの慌ただしい〝北帰行〟でした。十分な手応えと猛烈な空腹を感じつつ、夕食をとるべく馴染みの和食店に足を運んだところに、電話が。「立候補者が定数を超えず、無投票当選です」とのこと。「‥‥」。勢いこんでの一日が空振りになってしまいました。

応援する側は悔しい思いをしましたが、候補者は拍子抜け、家族はホッとする気持ちだったのではないか、と推察しました。「ともあれ選挙は終わった、さあ乾杯だ」と、「ビールを」と、お店の親父さんに呼びかけると、「酒類の提供は出来ません」との連れない声。「うーん」ーさてさて、その後はどうなったか、ご想像にお任せします。(2021-4-28)

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