播州の秋は祭り一色ー新米自治会長の密やかな決意

播州の秋は今、祭り一色。各地で勇壮な祭りが展開されています。”灘の喧嘩まつり”は全国的にも有名ですが、それ以外にもあちこちでユニークな祭りがあることを最近になって知ったというのはお恥ずかしい限り。私が住む姫路城のすぐ西の地域でも「大歳神社のお祭り」が例年通り行われました。今年は自治会長になって初めてのことで、あれこれ戸惑いながらもなんとかこなしてほっとしているところです。皆さんのところはいかがでしょうか。自治会活動のありようについては、先日某全国紙上で数回にわたって特集が組まれていました。そのきっかけになったのが、姫路市に住む方の投書だとか。こちらもそれを読んで、改めて考える機縁になりましたが、まずは、難しいことより私の個人的な体験の中間報告から▼自治会長になって、ちょうど半年が経ちました。あっという間でしたが、印象深いのは様々な運動ーというか体を動かす機会があったことです。ペタンクとグランドゴルフ、そしてウオークラリーと続きます。ペタンクなどというものは今まで全く知らず、最初はルールも何もわかりませんでしたが、やってみると意外に面白いものでした。また、グランドゴルフも。通常のゴルフは何回やっても一向に上達しない私としては、これぐらいがちょうどいいのかもしれません。子どももおじいさんも和気あいあいと楽しめる手ごろな運動ではあります。といっても運動量は少なすぎる感じは否めませんが▼秋祭りは、何といっても屋台を担いで練りまわしたり、差し上げるのが見どころ、しどころです。しかし、毎年これを担ぐ若者が確保できず、困ってしまいます。今年も地元からは30人に届かず、結局はかつてこの地に住んでいたが外に出た、いわゆる域外の助っ人の手を10人ばかり借りて、ようやく間に合わせました。屋台の上で小学生4人が太鼓をたたくのを、持ち上げそして他の町の屋台とぶつけるかのように練り合わせるというのはそれなりに見ごたえがあります。私も昨年ちょっぴりと担ぎましたが、その時の肩の痛みが未だに残ってるぐらい。したがって、今年は見るだけと思いましたが、それでも最後の土壇場で僅かながら担ぎました。60代最後の屋台担ぎで、ひそかな喜びを若者たちと一緒に分かち合ったのです▼終わってみんなでアルコールを飲みながらの感想を述べあうと、異常なまでに盛り上がりました。やはり、同じ地域に住んでいたり、かつて住んでいて戻ってきた者たちが一緒に力を合わせるというのはいいものです。ただ単に秋祭りの時だけではなく、あらたに青年部を作って恒常的に活動をしようと提案しましたら、すんなりと受け入れられたのは驚きでした。自治会長としては嬉しい限り。さて何をするかというのはこれからの課題です。老人たちと違って若者は仕事があるだけに難しい側面が強いですが、工夫をしていこうとひそかに闘志を燃やしています。ところで、わが地域には老人会がありません。私の前の代で、会長のなり手がいなくなり、開店休業状態です。私にやれと言われるので、「老人会はいやだが、超青年クラブ会長ならいい」と屁理屈を言ってとりあえず自治会長と兼務で引き受けています。こっちは専ら旅行を企画するぐらいだけですが、そのうち面白いことをやってみたいと、これまたひそやかな決意を温めています。(2015・10・13)

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