●上京し、旧交を温めたり懸案を処理する
6月20日からは二泊三日で上京、いつもながらの強行スケジュールで10人ほどの人に会い、古い友人と旧交を温めたり、懸案を解決していきました。中でも元防衛施設庁長官だった山中昭栄氏や、法政大学の川成洋名誉教授との面談(21日と22日)は楽しいものでした。山中氏とは現役時代に大変親しくしていました。今は息子さんが兵庫県庁財政課に勤めておられ、親子お二人との付き合いです。川成先生は公明新聞時代に原稿を書いて頂き、今は後輩たちがお付き合いしています。「スペイン」の専門家で、最新情報を教えて頂いたり、意見交換をしました。
また、全国自治体病院協議会会長を長年務めた邉見公雄(赤穂市民病院名誉院長)さんが旭日中綬章を受賞されたお祝いの会が21日に椿山荘であり、高柳 和江さん(笑医塾塾長)とともに出席しました。邉見、高柳のお二人は共に「癒しの環境研究会」のメンバーで、私とも因縁浅からぬ仲です。この会は邉見さんのお人柄を反映して、医療の世界から大勢の人たちが揃って大賑わいでした。その中で、現役時から昵懇にしていただいた森英介衆議院議員と出会い、かつてクゥエートで小児医療に携わっていた高柳さんを紹介できたのはラッキーでした。彼は日本と同国の親善協会の会長をしており、お二人から大層喜ばれたしだいです。
●参議院選挙の新たな候補との繋がり
翌年(2019年)の参議院選挙に向けて候補者が決まり、7月2日に県庁で記者会見がありました。高橋光男という外務省でブラジル・サンパウロに駐在する外交官です。近畿エリアでは、石川博崇、山本かなえ両氏に次ぎ当選すれば三人目の参議院議員になります。かつて宝塚に住んでいて、親父さんと面識はありましたが、本人とはこの時が初めて。大阪外大出身の長身で爽やかな好青年でした。優秀な人材が次々公明党から出馬するとあって、外務省としても痛し痒しと言うところだろうと想像しました。
ブラジルというと、私の小学校時代からの親友である三野 哲治(住友ゴム会長を経て相談役)氏が、日伯協会の会長をしています。前回の伊藤孝江さんの時にも、私との縁の濃い友人(高校同期の蔵重弁護士)が同じ弁護士事務所同士で、繋がっていました。連続です。公明新聞から「期待します」の声を求められたので、早速彼に依頼し、快諾を頂きました。7月11日には神戸の高台にある日伯協会の本部にお邪魔して二人を引き合わせたり、また住友ゴムの本社にも案内しました。ブラジルの縁で二人を繋ぐことができ、幸先のいいスタートを切ることができたのです。
●旧友に家庭訪問受け、励まされる有難さ
7月14日のこと。古くからの友人である杉野正幸氏の家庭訪問を受けました。この人は聖教新聞の販売店をしていた人で、もうリタイアしています。初めて私が選挙に出た時に、親戚との連携をとってくれる役割を果たしてくれました。その後も姫路市内、特に夢前町に集中する家々をときどき訪ねて、安否を訊いてくれたりしているのです。その彼が久方ぶりに我が家を訪問してくれるというので、何事やらんと身まがえました。
彼は二人で一緒にあちこち家庭訪問をしませんか、と言います。「赤松さんが引退して5年、このあたりでお世話になった方々に挨拶回りをしては」と。自治会活動にかまけて、創価学会の地域活動への取り組みが疎かになっていたことを私も自覚していました。自動車の免許も返上して、遠出も出来ない私の事情をも見抜いて、一緒に車で、との申し出です。有り難いことでした。創価学会に入って53年ほど、人のお家を訪問しても、逆に訪問されることはあまりありません。この訪問は後々忘れ難いものとなりました。
これいらい、週3回ほどの日程で、二人で市内北西部を一日4-5時間かけてまわりました。懐かしい方々との出会いに加えて、新たな出会いも付け加わり、家庭訪問の醍醐味を改めて味わうことが出来たのです。(2021-8-15)