【123】友の友は新たな我が友を実感━━尊敬する医師の褒賞祝賀会に参加して/9-27

 兵庫県民間病院協会の会長を務めておられた医師の石川誠さんがこのほど瑞宝双光章と、日本医師会最高優功賞を受賞されたことを記念する祝賀会が神戸市内のホテルで開かれました。9月24日のことです。長年親しくお付き合いをさせていただいた私も喜び勇んで参加してきました。同先生のお人柄を反映して、医療分野を始めとして政財界など幅広い分野から、600人を越える人々が集まっての極めて楽しい集いでした◆この人の凄いところは多彩な趣味やら研究へのご関心です。ゴルフ、乗馬、囲碁を始め、思想、哲学、宗教、文学などに対する造詣の深さときたら、並の人の追従を許さぬ幅の広さと奥行きに計り知れないものがあります。私はこれまで幾たびとなく、座談の場に同席させて頂きましたが、その都度、古今東西の知の蓄積が無尽蔵というほど、その頭脳から泉のように湧き出てくるのに驚嘆したものです◆こんな凄い人と私が、なぜ知己を得るに至ったのか。同郷(姫路出身)ということもさることながら、公明党の大先輩・渡部一郎、通子ご夫婦とのご縁が大きいのです。このお二人は若き日に創価学会学生部、男子部長、女子部長として活躍された上、のちに衆議院議員、参議院議員として夫婦揃って数多い足跡を残されました。そのご夫婦の魅力がいかに石川さんを捉えて離さなかったかを、繰り返し私は聞かせて頂いたものです◆また、この日の会で、友人代表として挨拶された三木英一さんは、元高校の校長先生で、論語の研究で著名な方です。挨拶の締めに漢詩を吟詠されたお声は今も私の耳朶に印象深く残りました。詩吟っていいなあと強く思いました。5歳の年齢差を感じさせぬ、お二人の交友は互いのリスペクトが根底にあるものだけに、遅れて歩むものたちの模範という他ありません。石川さんの培われた〝人脈の渦〟の中を溺れぬように泳ぎまわり、数々の再会を重ねるうちにお開きの時間がきてしまいました◆終了後は私が数年前に石川さんにご紹介した作家の諸井学さんの高校時代の友人2人と一緒に、場を移して語らいあいました。友達の友はまた我が友です。新たなたくましい友がまた増えました。人の友好の輪は無限のように続きます。人の世は人間同士会って話すことで、より味わいを増し深めることをあらためて痛感した一日でした。(2023-9-27)

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