さる4月24日から2日間、東京に行ってきました。たまたま24日に私が理事を務める一般社団法人『安保政策研究会』(以下、安保研)の月例会がお昼12時からあったので、久しぶりに出席。夜は姫路出身で東京界隈在住の仲間たちの会(姫人会)を召集させて貰いました。その合間に中野区桃園の友人のところに、野方の友人夫妻を連れて行くという離れ業もやって2組のご夫婦とダブルで旧交を温めてきました。以下、3つの出会いのエッセンスをお伝えします。
⚫︎野党で目が離せないのは維新の動き
安保研の例会に出るのは久しぶりです。いつもの日比谷のプレスセンターに、この日は8人のメンバーが集まって昼食をとりながらあれこれ懇談しました。話題は、トランプ米大統領の関税騒ぎに始まり韓国の大統領選挙の行方や中国の最新情報から兵庫県知事問題などにいたるまで、多岐に渡りました。その中で、私は日本の政治の行く末のカギを握るのは「日本維新の会」(以下、維新)だという話をしました。なぜでしょうか?以下私の話の要約です。
この党の強さは組織政党ではないところにあります。良くも悪くも浮動票に左右されるのです。兵庫でも〝隠れ知事派〟だった3県議が化けの皮が剥がされて、すっ飛んだと思いきや、しぶとく生き残り、〝斉藤人気〟に便乗しています。残る維新本体の議員も今後どういう動きをするか。予測不可能なところがあります。
先日の党首討論会で前原誠司共同代表が「憲法改正」に向けて、しきりに石破首相を焚き付けていました。日本の行く末を考える時に、安全保障の観点で「保守」勢力として自民と一致しやすいのは維新です。自衛隊が軍事力行使を迫られる場面では、与党の公明は「創価学会大衆」、野党では立憲、国民はともに「労組連合民衆」との繋がりが強く足枷になるのは必至です。維新にはそういった「しがらみ」がありません。つまり、自民党と一緒に動く可能性が最も強いと見られます。その意味で維新の動きはこれから注目されるのです。
⚫︎公明党の本当の働き、役割とは
夕方5時からの姫人会はこれもいつもの西麻布の霞会館で。集まってくれたのは厚労省、国交省出身の元官僚、医学博士、商社マン、女性起業家の5人。偶々この日集まったのは皆さん姫路西高出身。話題は賑やかに弾みました。私が自公連立を解消すべきとの声があるがどう思うかと問いかけたところ、こんな答えが飛び出しました。
公明党の存在があるからこそ、今の日本の政治はなんとか持ち堪えている。公明党が見放して連立を離脱したら、途端に日本は崩壊する憂き目に間違いなくあう。どんなにしんどくてもここは我慢して欲しい。
この発言の主は、本業とは別に障がいを持つ人たちの面倒を長年みてきた活動体のリーダーであり、社会保障分野のプロだけに発言に重みがあります。誰も異論を挟む余地もなくその場は収まりました。
⚫︎中野区での都議選の語らい
昼と夕方2つの懇談会の合間の3時からは中野駅近くのYさん夫婦宅に、駅で待ち合わせたKさん夫婦と一緒に出向きました。この2組のカップルはかねて私の友人。脱サラから料理屋経営者だったYさんの奥さんは類まれなお菓子作りの名人。FB上でしばしば豪華な食卓を披露されていることはつとに知られています。
Kさんは現役時代に私がお世話になった事務方の幹部。当時彼が中野区の住人と知ってその後都議選のたびに支援依頼をしてきました。かつてYさんのお店に通ったことも聞いており、それぞれ知らぬ仲ではありません。そこで、このたびは思い切ってツープラスツーのご対面をセットしたしだいです。
中野鷺宮に約20年住んでた私は、久保りか候補の人柄、政治信条をめぐっての話を持ち出しました。
いつも上京したら都内に宿泊するのですが、この日は別の仕掛けを試みました。夜8時から東京駅で20分ほ
ど都市計画デザイナーのH氏からの仕事上の要望を聞いたあと、常磐線車中の人になったのです。翌朝高校時代からの2人の〝同期の桜〟を観るためです。その背後にはまた心和む出来事があるのですが、それはまたの機会に。
終日の動きで歩数計は16506。さすが疲れましたが、鄙びた駅前ホテルでの湯船は実に心地よいものでした。(2025-4-29)