この夏の観光から➀ー北海道のバスガイド力に驚嘆

オリピック観たな台風宙返りー柄にもなく川柳(俳句かも)を口にしてみました。というのも台風10号は当初に予測されたコースを全く変えて、途中でぐるっとUターンして南下したあと、再び北上するという変則的な動きを見せたからです。この夏もほぼ終わりになったので、私の夏休みを振り返ってみます。7月25日に上京して、国交省海事局や一般社団法人 日本旅行業協会(JYATA)に立ち寄り、今当方が考えている淡路島へのインバウンドについて、懸案を関係者と議論したり、お願いをしてきました。とりわけJYATAの志村理事長は七か国語を話す超バイリンガルとあって、私はその出会いは楽しみでした。関西国際空港から転勤されたばかり。豊富な淡路島訪問の経験を語ってくれ、大いに参考になりました▼8月1日から4日間は北海道旅行へ。妻と二人で阪急交通社の団体ツアー(40人ほどの皆さんと一緒)に参加するという私たちにとって初めての試みでしたが、とてもいい天気に恵まれ(行く前と、帰ってからは大雨)、楽しい旅でした。ここで私が感じたのは、バスガイドさんの力です。エルム観光バスに全行程お世話になったのですが、入社3年目の若いお嬢さんガイドの案内力たるや凄まじいとしか言いようがないほどのものでした。登別温泉から、富良野、美瑛を経て層雲峡から温根湯温泉、そして小樽、ニセコ温泉といった旅でしたが、その間ずーっと爽やかに、車窓から見える風景や観光案内から、ありとあらゆるその地にまつわる深くて味わい深い話まで、彼女の話しぶりは実にみごとでした。特に、土地ごとに関係する作家や歌人の作品や和歌をよどみなく諳んじて見せる力量は、もう呆然とするばかりに聞き惚れてしまいました▼あまりに感心した私は、同社のFBに投稿しました。このガイドさんは本当に素晴らしい、と。同社からは、「うちのバスガイドはみんなこうした力を日頃から養っていますと」あっさりとした返事は少々意外でした。3年間であそこまで覚える力は本人の努力もさることながら、社としての指導力も大いに関係すると思われます。バスガイドという職業を今私は大いに見直す必要を痛感していますが、淡路島を始めとする瀬戸内海島めぐりの旅でも、バスガイドやシップガイドが大いなる力を発揮するものと思われます▼この旅での見聞を生かすべく、瀬戸内海島めぐり協会の専務理事として、8月19日に洲本市にある兵庫県淡路県民局を訪問して、県民局長や県観光監と意見交換をしました。その際に、淡路島の観光においてバスガイドの存在を確かめたところ、こたえが「ノー」だったのには驚きました、この辺りにも観光地として大いに名を馳せているところと,まだまだこれからというところとではかなりの差があることを思わざるを得ません。(2016・8・30)

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