【44】佐竹関学大教授との熱い交流ー平成30年(2018年)❺/8-23

●兵庫県大の教え子たちとの楽しい語らい

 2016年に兵庫県立大から関学大に移っていた佐竹隆幸教授から、姫路で自分とゆかりのあるみなさんと懇談会をやるので、参加しませんかとのお誘いを受けました。6月5日、姫路西二階町の蕎麦屋が会場です。元たつの市長(落選中=元兵庫県議)を始め、姫路界隈の地場産業の経営者たち5人ほどが集結されていました。激務の企業経営に取り組みながら、県立大で学問に取り組んできたメンバーです。本人たちの向学の精神の旺盛なこともさることながら、よほど佐竹さんに魅力があるに違いないのでしょう。集まった席で皆さんの顔を繁々と見つめながら、改めて感心しました。

 佐竹さんには『「知的」経営のすすめ』と『「財的」経営のすすめ』の2冊の中小企業経営に関する著作があり、私もこれらを読書録『忙中本あり』に取り上げました。体験談集なので、とても読みやすく、印象的なものでした。独特の話術で聞く人を惹きつけてやまないスピーチ力の持ち主ですが、兵庫県下の様々の分野の人々とのネットワークを構築しており、オルガナイザーとしての能力も定評があります。地元テレビ局の時事経済解説なども好評を博しているとのことでした。

●関学梅田サテライトでの講演で熱弁

  佐竹さんには夢があり、ある時に私に打ち明けてくれました。全国ネットのテレビ番組に出たい、出来れば読売テレビ系の『そこまでいって委員会』に、とのことでした。貴方の力で何とかならぬか、と言われるのです。口八丁手八丁の手練れの中に割って入るのは難事と思いましたが、折角の申し出です。私が親しくしている常連出演者に持ちかけました。「自薦他薦いっぱいで難しいです」が答えでした。そうでしょう。良しにつけ悪しきにつけ、相当売れてないと無理です。彼に伝えるのは辛いものがありました。

 そんな佐竹さんから、関学の梅田サテライト校舎で、「サスティナブルツーリズム」をめぐるシンポジウムをやるので、スピーカーの一人として出てくれないかとの誘いを受けました。「瀬戸内海島めぐり協会」を基盤に取り組むDMOなどの周辺を話してくれとのこと。嬉しい限りでした。11月10日に、自分自身の政治家時代のことから、引退後のことまで、面白おかしく喋りまくったのです。持ちネタの限りを尽くし、ギャグも満載し、我ながらよく言うよとの話法で。聞き手がよく笑ってくれるので、脱線しまくり。途中で、ディレクター役の佐竹さんが口を挟むのが疎ましかったことを覚えています。後にも先にも特筆されるべき私の講演でした。

  • ●党総支部講演会の後、「聖教」「公明」勧める

 実は、佐竹さんには、政治家、とりわけ地方自治体の首長になりたいとの志がありました。学んだ学問を実際の政治の現場で生かしたいとの思い、切なるものがあったのです。私に打ち明けてくれました。テレビ云々もその流れ上のことです。私が学者への憧れを言うと、学者なんて面白くないですよ、それより政治家の方が、と。「なんだか二人は真逆ですねえ」と笑い合ったものです。

 翌年姫路での公明党の総支部大会に応援弁士として特別講演をしていただいた後、二人だけでレストランで卓を囲んだことを思い出します。話題は森羅万象に及び、私は日蓮仏法のこと、池田先生のことなど語りました。結果として、聖教新聞と、公明新聞の購読をお願いした私の要求を、彼が受け入れてくれたのはとても感激したのはいうまでもありません。

 この佐竹先生も今は故人(2020-9-23逝去)。寂しいことです。(2021-8-23)

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