インドネシアで人気の女性大臣との出会い

東南アジア地域一帯で食品輸出に携わる友人と共に、インドネシア・ジャカルタに3泊4日の旅をしてきました。ジャカルタを漢字で「雅加達」と書くことも、「尼」と略称することも知りませんでした。昨夏の香港、シンガポール、今冬のタイ・バンコクに続いてこの地域への三たびの機会です。中国、インド、アメリカに続き、2億を超える人口は世界第4位。しかも人口の比率は若年が圧倒的に多くて若々しい、未来溢れ、活気漲る国家です。バンコクと同様に道路事情は悪く、留まるところを知らぬ渋滞の連続。お蔭でトヨタをはじめとする日本車のバックナンバーに取り囲まれ、この国の持つ一面が良く分かりました。加えて電車の車両仕様も日本のものがそのまま輸入されているとのこと。親近感はただならざるものがあります▼今回インドネシア行きを決めたのは、故中嶋嶺雄先生のご縁のたまものです。昨秋東京・四谷で開かれた先生の選集全8巻の出版記念の懇親会の席で、元日経ジャカルタ支局長の小牧利寿さんと隣席になったことが機縁となりました。今はジャカルタを中心に政府コンサルタントのような仕事をされており、しばしばこの地を訪れているとのこと。「是非、一度」ということになり、かねてインドネシア進出を考えていた友人を誘って実現しました。「縁は異なもの味なもの」です。共に、中嶋門下の一員であるうえ、元ジャーナリスト同士のよしみもあって、あっという間に気が合いました▼加えて、インドネシア大使の谷崎泰明氏(元欧州局長)とのご縁もあります。久しぶりに会ってインドネシアと日本をめぐる話を聴こうと思い立ちました。偶々私たちが行く数日前に、後任の大使決定(ベルギーの石井正文大使)を新聞発表で知りました。このために彼とは「ご苦労さん会」になってしまいました。オランダ統治の時代から先の大戦を経て独立、スカルノ、スハルトと、この地での傑出したリーダーたちの政治力の由来から話は始まりました。いらい今日に及ぶ「多様性の中の統一力」を誇るこの国に秘められたパワーの源泉を教えて頂いた次第です▼私たちの短い滞在中に、日本とインドネシアの漁業関係者を中心とするフォーラムが開催されることになり、そこにスシ漁業担当大臣が出席されるというので、予定を変更して急遽私も覗きに行くことにしました。JBICなど政府金融関係機関者はじめ少なからざるインドネシ人や日本人が出席し、大変な盛況ぶり。この大臣は女性ながら、刺青をしていたり、「気風の良さに加えて妖艶さも漂う」との評価で知られる猛者。それだけに出席者の本心は怖いもの見たさが本心だったのかも。想定と期待にたがわぬチャーミングな顔立ちと迫力ある声。なかなかの風貌でした。失礼ながら講演の中身はともかくとして、まずは洋の東西を問わぬ今風の女性政治家の抬頭ぶりに改めて感心を強めた次第です。(2017・3・12)

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*