●先輩夫婦がドイツ市長と一緒に姫路へ
10月末にドイツに住む学生時代からの先輩の木村博さんから、11月に一時帰国するが、姫路に行きたいのでよろしく頼むという連絡がありました。夫人とその友人であるビンゲン市の女性市長、及び息子さんの4人で、東京、金沢、京都、広島を経て最後に立ち寄る旅だといいます。姫路城を見て好古園を歩いたあと、和風食事処で歓待することにしました。ドイツからの賓客との出会いとなる11月10日まで、日独友好に向けてあれこれと心騒ぐ落ち着かぬ日を過ごしたのです。
同市長は、先輩のパートナーの君子さんのご尽力で、池田先生とのご縁も出来、創価大学に記念の植樹がなされている方です。くだんの樹を見た上で、日本の観光名所を一週間かけて辿ろうという旅でした。メルケル独首相に連なる有力な人でもあり、政治家の端くれの私と会わせたいとの心配りでした。医師の息子さん共々初訪日でもあり、我が妻も同席して大いに喜んでいただくひとときとなりました。歓談の終わりに、「今度はドイツへご夫妻で」と、誘われてしまいました。さあ、大変です。以後、行くべきか、行かざるべきかで、大いに悩むことになるのです。結論はまた改めてのお楽しみにしましょう。
●中嶋嶺雄先生の選集刊行記念の集いに参加
この秋は様々な記念すべき集いに顔を出しました。代表的なものを二つ。一つは姫路工業高の80周年を祝う集い。書写山円教寺の大樹住職(天台宗総本山のナンバー2)が卒業生の代表格です。元兵庫県議の五島壮氏が病をおして、後継の息子さんと新旧揃い踏みで同席。夫人含め昔から彼とは親しい関係にあり、感慨深い語らいが出来ました。また後援会長も家族ぐるみで年来の友人・小林聡氏。この人は中々の〝役者〟で、印象的で思い出に残るアットホームな会になりました。
二つ目は、中嶋嶺雄先生の選集出版を祝う会です。先生が亡くなられた後、ゼミの皆さんが2人の息子さんと共に力を合わせて先生の著作から全8巻をまとめて刊行に漕ぎ着けました。11月26日、奇しくもこの日は私の70回目の誕生日でしたが、会場の四谷に駆けつけました。ちょうど大学時代のクラス会が同じ日の昼に横浜市の日吉であり、会合の〝はしご〟をしたのです。集まった中嶋先生ゆかりの人々の中に、中国人の李海さんを発見したのは驚きでした。彼は香港衛生テレビ東京支局長。「安保研」のメンバーとして私とも知己を得ており、交流を深めていました。
●名歯科医を求めて香川県まで通う
私が姫路で2人の歯科医と、患者としての関係だけでなく色々と交友を深めてきたことは既に紹介した通りです。そのうちおひとりとは、その方が長年取り組んできた骨粗鬆と歯の関係について国会の予算委で取り上げました。もうひと方とは共著で歯の本を出版したりしました。しかし、私の歯の状態については疑問視されるところがあり、知人のYさんが、香川県の名歯科医を紹介してくれることに。東大阪に住む彼は、車でその歯科医まで時々通っているというのです。
彼の車に淡路島岩屋で拾って貰い、2時間ほどかけて向かいました。暮れも押し詰まった21日のこと。この時の歯科衛生士さんの見事な歯磨きにはたまげました。あんな〝気持ちのいい歯磨き〟は生まれて初めて。帰りは鳴門のホテルに宿泊、歯科医とも合流し、ひと夜3人で歯科医療をめぐる様々の課題について議論しました。以後数回新幹線と在来線を乗り継いで通いましたが、やはり遠い。結局は挫折してしまったのはまことに残念なことではあります。(2021-6-26)